絵本の読み聞かせ・その2
絵本の魅力は「絵」、そして「言葉」!
普段使わないような「音」の宝庫である。
赤ちゃんの絵本には、面白い表現がたくさんある。
「もこ もこもこ」は、ユニークな絵と、言葉が楽しい。
電車の走る音の表現も、絵本によってさまざまで面白い。
長男が大好きだった「でんしゃはうたう」。
走っている時の音が、なんともステキに表されている。
絵本は、子どもの表現力や想像力をひろげてくれると思う。
でも、シュタイナー教育では、絵本は7歳までは読まない方がいいみたい。
なぜかと言うと、夢の中を生きている年齢だから。
劇は想像力を膨らませるけど、絵本は完成された絵を見てしまうから。
わかる気がする。
できるなら、そんな穏やかな、ぽわーんとした夢の中のようなところで育ってほしい。
昔なら、絵本を見るだけでも、刺激的だったのかもしれない。
でも今は、テレビはあるし、車は通るし、完成された物に囲まれている。
テレビの面白さを知ってしまったら、絵本の方が穏やかに感じる。
テレビや絵本など、何の刺激もなく育ったら、想像力は膨らむのかな。
そんな育児を、ちょっとやってみたいとも思う。
それでも、絵本は魅力的な芸術品だから、その世界を子どもに伝えたい。
そして、読み聞かせも、言葉を育むのには素晴らしいと思っている。
ドラマティックに読むのか、たんたんと読むのか。
演劇のように、役になりきって声色を変えて読むと、子どもは笑う。
逆に、歌のような文でも淡々と読むと、自分でメロディーにのせてる感じがする。