夜、バイトをはじめました
専業主婦は、私の憧れでした。
わたしは幼い頃、おばあちゃんっ子でした。
専業主婦で、家庭菜園とおうちの田んぼをやる、優しい祖母が大好きでした。
だから、わたしもそういう人生を送りたいなぁと思っていました。
第3子が生まれて半年経つまでは、人生がとても楽しくて、幸せでした。
農作業をしながら、お金を稼ぐのとは無縁の日々を送っていました。
それで満たされていたのです。
でも、三男が6ヶ月頃、自分の家を持ちました。
ずっと夢だったマイホームが叶いました。
もう一つの夢は、夫婦で農業をやることです。
子どもが落ち着いたらやろうと言っていたものの、
パパは、あんまり乗り気ではないことに気がつきました。
子ども達との穏やかな日々があれば幸せ?
自分の夢がなくなると、なんだか毎日がキラキラしてないのです。
これまでサークルやイベントなど、外に出ることが多かったのですが、
お家を持ったことで、外出しなくなりました。
おうちにいる時間は好きです。
でも、子ども達とだけ向き合っていると、なんだか心がむなしくなってくるのです。
わがまま、ケンカ、泣いてぐずる、食後のぐちゃぐちゃなテーブル・・・
毎日のそんな繰り返しに、なんだか疲れてしまいました。
自分が、どこにもないように思えてきました。
三男が卒乳し、夜1度起きる程度になったので、夜のバイトを始めました。
1ヶ月が経ち、ようやく仕事に慣れてきました。
ママが輝くこと。
自分の人生を犠牲にしないこと。
子の幸せには、ママが幸せになろう!
よく耳にしますが、その通りだと思います。
前よりも、家庭が穏やかになったかな。