親というもの
親とは何なのか。
自分自身を振り返ってみる。
幼い頃、親は何でもワガママをきいてくれるのが当たり前だと思っていた。
やってもらえなかったり、話を聴いてもらえないと、怒っていた。
思春期の反抗期でも、自分の方が正しいんだと生意気真っ盛り!
社会に出てから、感謝の心が芽生えるものの、考え方の違う、分かり合えない存在だと思っていた。
家庭を持ち、子どもが生まれてから、親のありがたみを感じるようになった。
でも、「こうやって育ててほしかった」という願望が強く、親の育児アドバイスは受け入れず、自分の方が子どもの心の声を聴いた育児をしていると思っていた。
それが今、子どもが3人になって初めて、親に100%ありがとうの気持ちになれた。
私は、願望を十分聴いてもらっていたし、恵まれた環境を与えてもらっていたことに、ようやく気がつき、親に尊敬の念が生まれた。
当たり前のことは、なんて気がつきにくいのだろう。
親って、そんな当たり前の環境を作り、子どもの心に寄り添い、不当な言い訳をされても、子どもを愛してやまない存在なんだと思う。
私はまだ、親業6年生!
親は大先輩!愛が深い。
子どもは、親孝行をしようと、喜ばせようと、誕生日や母の日にプレゼントをする。
何か作ってあげようと思う。
でも、親になってみて思う、一番の幸せは、子どもの幸せ。
子どもが笑っている。すやすや寝ている。それだけで親は幸せなのだ。
だから、一番の親孝行は、子どもが顔を見せて、話をして、幸せをアピールすることじゃないかな。
それだけで、親はきっと元気になれる。